「保育のジェネラリストである保育士、これからは「子どもの命を護れる」保健に特化した保育のスペシャリストになってみませんか!」 | ももいくジョブ

保育のジェネラリストのみなさん。これからは「子どもの命を護れる」保育のスペシャリストになってみませんか!

次は「命を護れる保育者」を目指してみませんか? これは、医学部人体解剖学出身「子どもの保健」担当の私から、このブロブを読んで頂いているあなたへのメッセージです。 実は、このメッセージって、私の授業の「コンセプト」であり「達成目標」なんです。 保育者を目指している学生さん達を対象に、よく授業の中で、話している事を記してみますね。 「保育士は、看護師さん、管理栄養士さんのように国家資格者、その道の専門家です。 みなさんが学校を卒業して保育士として働いた後も、その専門性を高めるため、研修(園内・園外)の参加に努めなきゃいけないのですよ!ほら、きちんと【保育所保育指針】に書かれているでしょ。 看護師や管理栄養士さんたちも、その免許をとった後、知識や技術の向上のため自分の専門に特化(興味ある)した資格をとっています。ほら、小児専門看護師とか感染症専門看護師とか聞いたことない?スポーツ栄養士とか在宅訪問管理栄養士とか知らない? 私は、保育士の方々にも、その先にある、自分が得意とする専門(音楽表現、運動表現、造形表現そして保健分野など)を武器にして活躍してもらいたいのです! ! 保健に特化した保育士として「医療保育専門士:医療保育学会認定」という制度もあるんですよ。医療が必要な子どもの保育に携わっている保育士さんは、こういう学会に所属し、研修を受け専門士の認定をもらっています。 学生さんの中には、園に、看護師さんが配置されているから、保育士はそこまで頑張らなくても…とか、保育士になるのに、保健・医療を、こんなにたくさん学ぶとは…と思っている人も多いと思います。

保健のプロとしての保育士

しかしです! 園に、看護師配置(保育の担い手として)の拡充が努められているとはいえ、公立、私立など全ての園で配置が整っているわけではないのです(全園に配置義務の法律がない)。  就職先によって、看護師さんのいない現場で働かないといけないこともでてきます。 看護師さんの配置に関係なく、子どもに一番近い存在である保育士が、いち早く子どもの変調に気づき対応ができたら…子どもの怪我をプロのように処置*できたら…病気や怪我、災害に対しての危機管理能力が高かったら…そう、子どもの命を護る術を、体で覚えている保育者ならば、預かった子どもの命を、そのまま(むしろ心身が健康になって)保護者に帰すことができるんです! *応急処置を指しており、医療行為を意味していない 産科と同じように、小さな命を対象にしている保育者は、何かあると簡単に訴えられ有罪になる危険性も高いのです。だからこそ、保育から命を護れる専門家(スペシャリスト)になることが大事なのです。  とはいえ、スペシャリスト(特定分野を専門にしている人)といっても、保育分野(現場も含め)は、専門が細分化されているものではありませんよね。子どもの情緒そして身体の発育・発達を促すには、当然、「保健」の知識だけでは成り立ちません。つまり、保育士は、子どもの成長に対して、音楽、運動、造形、食、保健などからのアプローチを行いながら、統合的に考え実行できるジェネラリスト(あらゆる知識・技術を有し、それらを総合的に使い判断できる人)なのです。 まずは、保育士の資格を取得し、保育のジェネラリストになってください。そしてその先に、みなさんが興味をもったものを貪欲に学び、その分野の強みをもった、保育のスペシャリストになっていってください。 みなさんには、是非、命を護れる保育のスペシャリストを目指し、頑張ってくれたら嬉しいです!」

まとめ

こんな感じの内容を、授業内に散りばめているので、学生さんから「保健って、保育士にとって一番大事科目だね。」とか「命を護れるよう、頑張るよ!」などという言葉をよくもらいます。 このブロブを読んで頂いているあなたは、既に、子どもたちに怪我をさせないよう、細心の注意を払って保育してきた経験や、結果的に、少々ケガをしてしまった子どもには、ケガを通して、「危険な物や危ない遊びなど」教えてきた経験を、多くお持ちと思います。そんなあなたは、既に、子どもたちの命を護れる術が備わっている保育のジェネラリストなのです。 ジェネラリストであるあなたには、今後、「保健分野(第一次救命処置も含め)は任せて!」と自信をもって言える、その分野に精通した「子どもの命を護れる保育のスペシャリスト」に興味をもってなって頂ければ嬉しい限りです。
(文責:小田原短期大学 准教授 医学博士 三浦由美)
参考 ◆医療保育専門士について  医療保育学会:https://iryouhoiku.jp/ ◆病児保育求人はこちら   ももいくジョブ:病児保育求人

<back number>
おだたんブログのもくじ https://momoiku.jp/contents/odatan-blog 関連記事 「命を護れる保育者シリーズ」 【第1講】「自分たちでできる感染症対策!コロナウィルスに打ち勝とう!」 【第2講】「あなたの心を脅かす、保護者からのクレーム・保護者との関わり方への対応」 【第3講】「保育のジェネラリストである保育士、これからは「子どもの命を護れる」保健に特化した保育のスペシャリストになってみませんか!」 【第4講】コロナ渦中における「保育者のストレス」に理解を! 【第5講】「手洗い」「マスク」って最強な武器!「ばい菌遊び」からの学べること 【第6講】~マスク熱中症対策~長雨・酷暑そしてCOVIDー19…非常事態だらけのこの世界から身を守るために 【第7講】「溺れた!!!」子どもが溺れていても、大人が気づけなかった核心的な理由とは? 【第8講】「溺れた!!!」子どもが溺れていても、大人が気づけなかった核心的な理由とは?その② 【第9講】「普段の手の汚れをばい菌実験」から検証してみた~新型コロナウイルス共存時代到来中での、「正しい手洗い・消毒の条件」 その①~ 【第10講】「普段の手の汚れをばい菌実験」から検証してみた~新型コロナウイルス共存時代到来中での、「正しい手洗い・消毒の条件」 その②~ 【第11講】低血糖症状で倒れた重度の偏食児!それって、自閉スペクトラム症なの?はたまたの一種のネグレクト?その①  ~低血糖の病態とその対応~ 【第12講】低血糖症状で倒れた重度の偏食児!それって、自閉スペクトラム症なの?はたまた一種のネグレクト?その②  ~偏食児の原因を哲学者デカルトの思考論で考えてみました~ 【第13講】あなたも年々感じていませんか?「困った大変な子」が多くなってきていると。それって実は…。 ~急激な発達障害児の増加は、先天要因より出生後の環境要因が大きいから!?~ 【第14講】あなたも年々感じていませんか?「困った大変な子」が多くなっていると。それって実は…。 ~急激な発達障害児の増加は、先天要因より出生後の環境要因が大きいから!?その②~ 【第15講】子どもの細胞にもターゲット化した第4波を生み出した変異ウイルス ~果たして変異株と従来株とは何が異なるのか~ <運営会社からのお知らせ> https://momoiku.jp/contents/information_vol1