気がつけばもう半月後に2019年が目の前に迫ってきました。
そこで今回は【子どもをと一緒に楽しむお正月】を特集です。おせち料理やお正月の遊びなどにクローズアップしてみたいと思います。

おせち料理

【おせち料理】とは【御節料理】と書きまして、元々は年5回の節句(1月7日人日、3月3日上巳、5月5日端午、7月7日七夕、9月9日重陽)で神様にお供えをする料理でした。おせちを御節供(”おせちく”もしくは”おせっく”)ともいい、これは【端午の節供】という言葉で残っています。
神様と同じものを食べて神様の力を分けてもらうという意味合いや、豊穣の報告やお礼の意味合いがあったそうです。おせち料理を食べるときに使う箸は、両端が細くなっていますが、これは片方を人が、片方は神様が使うためだそうです。お料理の内容も不老長寿や子孫繁栄など、縁起が良いものや連想させるものを中心に作られています。
また、年始から火の神様を怒らせないようにと台所での煮炊きを避ける風習があって、おせち料理はどれも日持ちがするような食材を使ったり、濃い目の味付けになっています。

おせち料理の意味

伊達巻:巻物に形が似ているため、知識が増えるようにと願いが込められています
きんとん:漢字では”金団”と書きます。黄金色に輝く財宝にたとえて豊かな1年を願います。
昆布巻:”こぶ”は「よろこぶ」に通づるとして、縁起物としています。
紅白かまぼこ:赤は魔除け、白は清浄を意味しています。
煮物
れんこん:穴は将来見通しがきくように。
八つ頭:頭となって出世をするように、また小芋がたくさんつく様から子孫繁栄。
竹の子:あっという間に大きくなる様から成長を願って。

お正月遊び

童謡の「お正月」にもあるように、凧揚げやコマ回しは正月遊びの代名詞になっています。普段はなかなかしない遊びですが、大人も久しぶりにやってみるととても楽しめます。


凧揚げ
凧揚げは古代中国では占いや戦いの道具でした。平安時代になって日本に入ってきたころには貴族の遊びになり、江戸時代には庶民にも広まったそうです。当時は男の子の誕生祝いとして使われたそうで、そのまま男の子の遊びとして定着したそうです。
高く上がるほど願いが神様に届くとして、縁起物とされました。また、「立春の季に空に向くのは養生のひとつ」といわれたことから立春=正月に凧揚げをするようになったそうです。

コマ回し
コマ回しは凧揚げと同様に男の子の代表的な遊びでした。今までで一番古いコマは紀元前2000〜1400年のエジプトで発見されています。日本には奈良時代に唐から高麗を経て伝わりました。今では高麗を”コウライ”と呼びますが、当時は”コマ”と呼んでいたのでその名がついたと言われています。(今でも高麗川など、コマと呼む地域が残っていますね)
物事が円滑に回る様を表していて縁起がよいとされています。

羽つき
羽つきの由来は中国です。中国には羽に硬貨をつけた物を蹴る遊びが転じて今のような形になったと言われています。中国から伝わってきた室町時代には羽根つきに負けたら酒を振る舞うなんて記述も残っているそうです。
日本ではもちろん硬貨は使わず、ムクロジの実に羽をつけて打ちます。ムクロジは”無患子”と書き、子どもが患わないようにと願いがかけられています。女の子の初正月に羽子板を送る風習は、無病息災の意味も込められているのです。

まとめ

ご承知の通り1年の行事を子どもと一緒に行うことはとても大切なことです。伝統の継承という意味合いだけでなく、一緒に楽しむ時間を共有することや、それぞれの意味を伝えることで根底にある想いや気持ちを育てることができるものだと思います。
筆者の実家では毎年おせち料理を自分たちで作ります。そのたびに「これはこういう意味があるんだよ」と教えられながら作りました。正直時間はかかるし大変ですが、料理をする楽しみや家族を想う気持ちを学んだと思っています。
ぜひ皆さんも子どもたちと一緒にお正月を楽しんでくださいね!